NEDI(ネディ)は、“海”という共通項でつながったメンバーが、奄美の自然を次世代へ残していきたいという思いから設立した一般社団法人です。

ネディとは、奄美大島南部の漁師たちの言葉で、島と沖のサンゴ礁の間にある水浅水域のことです。陸と海が交差するこの領域は、多種多様な生命が育まれる場所であり、奄美の人々が暮らす陸と海を繋ぐ場所でもありました。陸から海までの自然の連続性を大切にしながら、豊かな生態系の源ともいうべきこの場所を守り未来につないでいきたいという思いを込めて、私たちの団体を「NEDI」(ネディ)と名付けました。

奄美の人々は古くから海の恵みに生かされ、自然と共にある暮らしの中で得た知恵や教えは唄や踊り、祭りといった文化の形となり受け継がれてきました。世の中が変化していく現代にあっても、この奄美ならではの先祖から受け継がれた自然や文化を大切にして次世代の子どもたちにつないでいきたい、NEDIはその思いを大切に活動していきます。

ABOUT

/ NEDIについて

NEDIは、奄美の“海”という共通項でつながったメンバーが、奄美の自然を次世代へ残していきたいという思いから設立した一般社団法人です。
奄美の海の豊かさは森の豊かさの恩恵でもあり、豊かな海に囲まれた奄美の自然環境が奄美の独自の文化や伝統を育んできました。
NEDIは、奄美に暮らす人々が先祖から受け継いできた豊かな自然、文化、伝統を次の世代にも受け継ぎ、奄美が“奄美らしさ”を失うことなく将来にわたって持続可能な営みを続けていけるよう、人々のつながりを大切にしながら、考え、学び、実践していきます。

代表メッセージ

VISION

/ NEDIが目指すもの

現代社会にあって、世の中は変化をし続けており、これからの時代はそのスピードも更に加速していきます。奄美も例外ではなく様々な変化が起きています。社会は利便性を追い求め、時代の流れは新しいものを生み出し古いものを淘汰していきます。
そのような現代社会にあって、奄美が人々を惹きつけるのは、そこに豊かな自然とそこから生まれた奄美独自の文化や伝統が今も息づいているからなのではないでしょうか。
NEDIは、奄美が“奄美らしさ”を失うことなく将来にわたってその自然や文化や伝統を受け継いでいくことができるよう、人々のつながりを大切にしながら、持続可能な方法を考え、学び、実践していくことを目指します。

奄美大島について

REPORT

活動報告

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活動報告
お知らせ
2024.09.06

『尊々加那志~とうとがなし』

『尊々加那志~とうとがなし』が公開されました。たくさんの皆様にご覧いただいき感謝申し上げます。パタゴ…

イベント情報
活動報告
お知らせ
2024.08.28

第2回『ナンため、ワンため、マガンため』(キッズサーフィンコンテスト、環境プログラム、体験サーフィン)

2024年8月25日(日曜日)夏休み中の子どもたちのためのイベントを今年も開催しました。 『ナ…

イベント情報
活動報告
お知らせ
2024.07.04

ライブペインティング「うみわたり」の映像が届きました。

昨年、NEDIが協賛をして開催したライブペインティングイベント「うみわたり」の映像が届きました。 …

イベント情報
活動報告
お知らせ
2024.07.03

2024年 キッズサーフィンイベントのお知らせ

Nantame ナンためWantame ワンためMagantame マガンため今年も開催いたします!…

イベント情報
活動報告
お知らせ
2024.06.26

海の日トークイベント「海とわたしたち」開催のご案内

2024年7月15日(祝・月)の「海の日」に、今年もトークイベントを開催いたします。 今年は、…

活動報告
お知らせ
2024.06.25

地元中学校にお招きいただき講話授業を行いました

母校である中学校にお招きいただき、 一般社団法人NEDIの代表理事、碇山勇生から講話授業をさせていた…

活動報告
お知らせ
2024.05.25

竹田泰典龍郷町長を表敬訪問し、意見交換をさせていただきました。

5月13日、NEDIのメンバーと関係者で、竹田泰典龍郷町長を表敬訪問させていただき、各課の職員の皆さ…

環境調査活動
活動報告
お知らせ
2024.05.20

県立大島北高校の授業での自然観察用機材としてカメラと三脚を寄贈しました

2024年5月16日、県立大島北高校「総合的学習(探求)の時間」における学習用の使用機材として望遠カ…

活動報告
お知らせ
2024.04.02

奄美大島の海の安全を守る「レスキュー講習」が開催されました

2024年3月31日、これからシーズンを迎える奄美大島の海の安全を守るための「レスキュー講習」が奄美…

活動報告一覧

JOURNAL

奄美でいきる、暮らす

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養老先生のこと
野生の学校レポート

2024年に行われた第一回「野生の学校」。奄美大島とも縁の深い養老孟司さんと一緒に旅をした、イラストレーター・横山寛多さんによる、同行レポートを公開します。同じ鎌倉出身の二人は、何を感じ、伝えたのでしょう。

白畑 瞬 氏
パドラー

海に漕ぎ出して知った、命が生き返る実感。自然っていう本物に気づいた。人の手では絶対につくれないもの。純粋に、もっと深めたい、生まれ育った故郷を知りたいって思ったんです。

坪山 良一 氏
舟大工

明治期、沖縄の舟大工・海老原万吉が奄美大島に流れつき、舟を作り始め、当時まだ16歳だった坪山良一さんの父、豊さんが弟子入りをする。沖縄では大木を削って舟を作っていたが、「奄美は貧乏な島だから、和船のように板をつなぎ合わせて形を作った」という。それが現在でも舟漕ぎなどで主に使われている「アイノコ」の始まりだった。

興 克樹 氏
奄美海洋生物研究会会長

約10年前から、奄美大島近海でマッコウクジラが見られるようになった。興克樹さんは、ダイビングの事業者と共に調査を始める。興さんは、ダイビング事業者も加盟する奄美クジラ・イルカ協会を立ち上げ、ウォッチングツアーに関する厳しい自主ルールを制定し、大学の研究機関と連携しながら調査を続けている。

田中 宗豊 氏
プロサーファー、農家

海と風と共に生きる人々。陸と海は繋がり、その大いなる循環の中に身を置いているに過ぎない。だからこそ波乗りという遊びに夢中になり、次世代のためにそのままの環境を残したいと願う。田中宗豊の目に、奄美大島の海は、どんな風に映っているのだろう?

ミロコマチコ 氏
画家

目の前の今を、生き物として描く。「今、起こったことが、生きていったらいいなと思って」生き物という形にしていると言う。奄美大島の集落で暮らすミロコさんは、あらゆるエネルギーを生き物として捉えている。

MEMBER

メンバー紹介